街を彩る、ヒト・モノ・コトを結ぶ[ミレア]

横浜・みなとみらいエリア

みなとみらい21フリーマガジンmirea(ミレア) mireaマガジン連載企画

横浜のオモシロ話を広め隊!

駅そばの聖地、川村屋!!

そう、ココはおじさまだけではなく、
キレイ女子もひとりで入れる駅そばなのだ。
昼時は外まで行列ができる、美味しい駅そばの聖地からレポートします!!

 
 もう知ってるヨという人は、あのおつゆの香りを思い出しながら読んでください。まだ知らないというアナタ、できれば今すぐJR桜木町駅構内の川村屋に行ってほしいくらい。美味しいの、ほんとに。オススメはファンの間で一番人気の「とりにくそば」。隊員Aは悲しいことにそばを食べると恋したみたいにドキドキしてしまうので、同じ鶏肉を楽しめる「とりにくうどん」を注文。ウワサに聞いていたけれどこんなに美味しいなんて。となりで一心不乱に食べている見知らぬおじさんの背を思わずバンバン叩きたくなりました。さて、その美味しさのヒミツを笠原社長に聞いてみると、「鶏肉、美味しいでしょう? 一晩ヨーグルトに漬け込んで、そのあと、二度に渡って煮込むんです。私の姉が研究に研究をかさねたんですよ。おつゆもいいでしょう。これはね、天然ダシをたっぷり使っているんですよ。えーとね、○○と○○...、はっ! いけない、企業ヒミツだった(笑)」。笠原社長もいい味出してる...。さて、川村屋は創業111年の歴史を持つ老舗で、明治33年4月1日に開業し、もとは西洋料理を出すお店だったのです。創業にあたって、あの伊藤博文さんの存在もあったということ。あぁ、原稿を書いているうちにまた食べたくなってきました。

笠原社長のホカホカ熱い思い
その1
「例えて言うと、ここでおそばを食べているのを部下に見られても恥ずかしくない、そんな店を目指しています。つまり、ココに来ているのは美味しいから食べに来ているんだよ、安いからだけじゃないよ、というお店でありたいんです」

その2
「うちはプラスチックのどんぶりとコップを使っていません。あれは壊れなくて安心なんですけれど、食べていて美味しさが半減するし、なんといっても悲しい気持ちになるでしょう。美味しく食べていただくために、うちは食器にもこだわっていますよ」

その3
「これはもう、美味しいおつゆへのこだわりです。うちのダシはね、『えっ、そんなに入れるの!?』というくらい天然の材料を入れて作っています。ほら、お正月の朝、お母さんが台所でお雑煮を作っているあのいい香り、思い出すでしょう? あの気分ですよ、香りは大事なんです。うちはダシにすごく力を入れています」

その4
「具を入れる順番も気を使っているんですよ。たとえば『とりにくそば』なら、どんぶりにおつゆを入れた後に鶏肉を入れたほうが美味しいんです。今はマニュアル化していますが、最初は全部研究しました。結果、具ごとにおつゆを掛ける順番が違うんです。自分たちがお客様の立場になって、美味しいと感じられるものを提供しましょうという思いからなんです」


P1020424.jpgコレが、「とりにくうどん 360円」手前に乗っているのが、フワフワジューシーに味がしみ込んでいる鶏肉。モチロン、おつゆも全部飲み干しました(ゴクリ)。

P1020438.jpgメニューには、日本語とともに英語表記もあり、異国情緒たっぷり。1898年に開催された横浜博覧会に来た外国人のために用意したのがはじまり、はじまり。

P1020442.jpg食券ではなく、ここで注文し、お金を払う。ピンクのT シャツを着たお母さんたちがいつも楽しそうに働いていますヨ〜。

P1020441.jpgニコニコ優しい笠原社長のおとなりは、週に何度か手伝いに来ているというお嬢さん。ファンがいるのではないかしら!!


川村屋 横浜市中区桜木町1-1 JR桜木町駅構内
営業時間  6:30〜20:00 
営業時間 無休 ※12/30〜1/3お休み

店内に貼られているポスターにこう書かれていましたよ。

桜木町駅と共に111年 ※広め隊的な注釈ですが、2012年4月になると112年目になりますね!  明治33年4月に当時横浜にあった料亭「富貴楼」の経営者「斎藤くら」が「伊藤博文」を通じ当局の許可を得て、養女「渡井つる」の名義で旧桜木町駅に駅食堂を開設したのが川村屋の始まりです。今年で川村屋は営業開始から丁度111年という長い期間に亘りここ桜木町駅で営業を続けて参ったことになります。これもひとえに沢山のお客様のご愛顧の賜物だと深く感謝致しております。川村屋はこの長い歴史のなかで培った伝統を大切にし、これからもここ桜木町駅で、「美味しいお汁にこだわったおそば」を御提供申し上げる所存で御座いますので、どうぞ今後とも引き続き川村屋をご愛顧下さいます様お願い申し上げます。

(ポスターの下のほうには、明治後期の桜木町駅の写真も映っていますよ)
 

さらに、誌面で紹介しきれなかった笠原社長のコメントをご紹介!

「こだわりと言ったら、おつゆだけじゃないんです。天ぷらもそうですよ。ていねいに手揚げした天ぷらを仕入れて、それを使っています。あのね、うちは駅の中だから、何が一番こわいかって火事ですよ。電車止まっちゃうし。鉄道の運行が第一なんですよ。だから店内で天ぷら揚げて火が出たら大変だから、うちが信頼できるところで美味しい天ぷらを揚げてもらっています。アジ天ぷらとかきす天ぷらとか、他にはないものを用意しているんですよ」

「うちはホームページを作っていないんですよ。そのかわり、ファンの皆さんがいろいろとネットでコメントを発信してくださっています。今、とりそばがお客様の間でブームのようです!」

「昼時の混んでいる時と午後の空いている時とで、おつゆの味にムラがおきないように注意しています。いつでも美味しいおつゆをご提供しています」

「うちはね、青汁も人気なんですよ。冷凍じゃないです。体にいいし美味しいので、ぜひどうぞ!」

みなとみらいの玄関口といわれるJR桜木町駅の改札を出ると、川村屋さんが見える。歴史を重ねながら、いつも美味しいホッとする味を提供してくれる川村屋さんがそこにいてくれて良かった〜。

2012/01/20

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